突然ですが私は大の読書好きです。特に推理小説(日本、海外問わず)。
インターネットに載っている推理小説おすすめランキング、どんでん返しが面白い小説ランキングはほぼ制覇していて、なんなら韓国語の勉強の数倍好きです。
そんな私が今回紹介したいのは、韓国語の小説を用いて勉強する方法です。
楽しみつつ、かなり!勉強にも使えちゃうんです・・・!実際に私がしている活用方法をお伝えしたいと思います!
外国語で小説を読むのって難しそう。
中級レベルの文法がわかれば、辞書を使えば大丈夫!
韓国語の小説を使って勉強してみよう!活用方法を紹介します。
口語と文語の使い方が学べる
小説の中は「会話文」と「それ以外」で構成されています。
「会話文」:登場人物同士の会話なので口語。
「それ以外」:単に状況を説明するナレーションや主人公の頭の中の独り言。基本的に文語。
そのため、会話文とそれ以外の部分からは口語と文語の違い、使い方が学べるんです!
特に注目すべき会話文です。
口語は映画やドラマで音声を聞いて学ぶことは出来ます。
ただ、それに比べて文章で学ぶ機会って少ないと思いませんか?教材には例文として書いてる場合がありますが、分量が少ないです。
そこで登場するのが小説です。小説には日常生活でそのまま使える会話文が圧倒的に大量に載っています!
会話文の口語から学べる事
どんな相手に、どんな言葉遣いをするのが通例なのかを学べます。
会話をしている登場人物同士の関係性と、文章に着目してみましょう。
友人同士、夫婦、店員とお客さん、ビジネスの商談などなど、その関係性によって言葉遣いが全然違う事がわかります。
仲の良さや、立場や年齢による上下関係、その人の職業が表れているのでバリエーションが多数あって面白いですよ。
関連単語が覚えやすい
小説という性質上、ある程度のページに渡って同じ話題について書いてあります。話が進む舞台もころころと変化しないことが多いです。
それゆえ、話題に関連する単語が多く登場します。
たとえば有栖川有栖さんの「鍵の掛かった男」。
日本で有名なミステリー作家ですが、韓国でも出版されているんです!
この本では舞台がホテルである章が多いです。
なので自然とホテルにまつわる単語をインプットすることが出来ました。
프런트:フロント
카운터:カウンター
오너:オーナー
간접 조명:間接照明
휴양시설:休養施設
문턱이 높은~:敷居が高い~。
유유자적:悠々自適
묵다:泊まる
사치스럽다:贅沢だ
これらはほんの一例です。数ページめくるだけでわらわら出てきます。
話の流れで自然と出てくる単語のため、現実でも実用可能ですね!
有栖川有栖さんの「鍵の掛かった男」についてはこちらの記事でも紹介しています。
自分の翻訳と、正解を照らし合わせられる
原作が日本語で韓国で翻訳出版された小説と、日本語に翻訳出版された韓国の小説。
そのどちらかのセットを用意しましょう。
私が最近読んでいるのはこちら。
外は夏/著:キムエラン/訳:古川綾子
本屋さんで見たことある方も多いのではないでしょうか?
2冊が準備出来たら、同時に読み進めましょう。
私のやり方は、2冊ともページを開いて、言葉通一文一文照らし合わせながら読む、ですw
ただ自分の頭の中で訳しながら読むと、間違っても気づかない可能性があります。そこで日本語版の本と照らし合わせながらだと、間違いに気づけます。
同時に、プロの翻訳を学べるので一石二鳥です。
翻訳家を目指す方にとってはこんなに素晴らしい勉強道具はありませんね!
プロはこんな自然な言葉で訳すんだ!
この語尾を使うときはこういうニュアンスで訳せばいいんだ!
という具合に、訳し方も勉強出来ます。
読み進めるごとに単語力が付いているのがわかる
単語力がついたことを目で見て分かればモチベーションが上がると思わない?
小説でそんな事出来るの?単語帳じゃあるまいし。
小説でも出来ます!私の実践している方法を紹介します。
初めて見る単語が出てきたらマーカーを引く。
もし一度でも見たことがあれば引かない。
意味を調べて、前後の文脈と共に訳をノートに記録。
また同じ単語が出てきたら、 なんとなく見たことがあるといううろ覚えの記憶と、前後の文脈からで意味を推測する。わからなければ意味を調べる。ノートへの記録は無し。
3回目以降の登場時については2回目と同様、文脈から推測してわからなければ調べるの繰り返し。数を重ねるごとに自信を持って訳せるようになっているはず!?
このサイクルを繰り返していると、世界に一つしかない単語帳が出来上がります。
本当にわからなかった単語の部分だけを書くので、無駄が無いです。
実際のノートはこちらです。
自分以外は見ないこと前提で書いているので殴り書きですが!
同じ小説では1つの単語が高確率で2回以上登場するので、読み進めるごとに初めて見る単語の率が少しずつ減っていきます。
それとともにマーカーの数が少なくなります。
その分単語を習得できているということです!
目で見て把握出来るのでモチベーションが上がります!
まとめ
いかがでしたか?
韓国語で小説を読むことの魅力は伝わりましたでしょうか?
まだ一度も読んだことが無い方は是非お試しくださいね~!
本日もブログを見ていただきありがとうございました。
次回もまた見て下さいね~!
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