これから留学をお考えの社会人の皆さん。社会人になってから留学をするのって勇気が要りますよね。
仕事は辞めるのか、結婚はいつするつもりなのか?など社会人ならではの足かせや悩みが多く、なかなか決断出来ないのではないでしょうか。私もそのひとりでした。
今回は私が社会人になってから留学することを選んで良かった!と思えたことと、社会人留学を決断した理由を書き出してみます。
留学しようか悩んでいる社会人の方、学生のうちは留学せず社会人になってから留学するのは遅いのか悩んでいる学生の方がいらっしゃれば、1人の体験談として参考にしてもらえたら嬉しいです。
社会人留学でも遅くないと思える理由
日本で正社員として勤務した経験が出来た
社会人留学で良かったこと、間違いなくこれが1位です。
私は社会人3年目、金融機関を退職して留学を開始しました。前職では全く韓国語を使う機会がなく、ましてや日本人以外と関わる機会などほぼありませんでした。
しかもたったの2年と数か月しか働いていない状態で、辞めてしまいました。はたから見ればもしかしたら無意味な期間だったかもしれません。
それでも会社員として働いた期間のことは無駄だとは思いません。
確かに留学する国と何の関係もないし、キャリアもろくに積まなかったです。
ですが!会社での立ち振る舞いやマナー、仕事の進め方や電話対応など、
日本の社会人、ビジネスマンとして必要なスキルを身につけることは出来ました。
この職場で出会った方とのご縁が一番かもしれません。
留学後に就職する時に有利?
留学後、韓国で就職したり、フリーランスとして仕事をする日が来るかもしれません。そうなった時に、社会人としての基盤があるといいかもしれません。
韓国で就職するときに、日本人としてのビジネスの感覚が求められる場合もあるって聞いたよ。
実際、韓国正規留学を経て、現在は韓国で会社員となったブロガーこりあゆさんもブログでこのようにおっしゃっています。
...(中略)...韓国で韓国人が出来ない役割を日本人がするとなれば「日本人らしく」いなくてはならないのです。
私は随分若くで韓国に来て…
長い人生で見ても、視野も行動範囲も広がり色んな経験をする事になる大学生活を韓国で現地の学生たちと送り、こちらの文化にかなり適応したわけですが…
会社によっては強みにもなりますが弱みにもなり得る部分だったと思いますね。実際に「本当に日本人の感覚を忘れていないか?今から適応出来ますか?」と聞かれた事もあります。
職種によって変わるかと思いますが、最低限これらが就職する上で一番大切だなと思いました!
こりあゆぶろぐ から引用
日本語が堪能な韓国人がたくさんいる中で、韓国企業がわざわざ日本人を採用する一つの理由として、日本人らしい感覚・考えをビジネスに取り入れたいから、ということがあるみたいです。
一度日本で就職して、どっぷり日本の仕事のスタイルが体にしみ込んだ会社員は嫌でも日本人らしく働いてしまうのではないでしょうか。それが逆に強みになりうるということですね。
▼▼こりあゆぶろぐさん▼▼
韓国留学、韓国での就活について大変参考になります。
それに、働きながら得た専門知識も自分の財産だよね。
社会で働きながら得た専門的な知識は、大学など学校で学んだこと以上に、いっそう高度なものであるはずです。韓国でも日本でもどこでも、高度の専門知識があればあるほど求めてくれる企業は多いと思います。語学➕αは強いです!
日本での会社員の経験は社会人の基盤づくりでもあり、韓国での就職で役立つ場合も。また、専門知識を学んでいれば、ところ問わず就活での強みにもなりえます。
心の底から好きだと気づけた
多忙な中でも好きで、続けられることってきっとこの先もずっと好きですよね。
私は仕事を終え職場から帰宅し、毎日欠かさず勉強しても、全く苦じゃなかったですし、むしろストレス発散になっていました。
就職して、韓国語とは無縁の業務をしながらも心の中で「韓国語を使う仕事をしてみたいなぁ・・・」と思いながら暮らしていました。
ある日、気づきました。こんなに好きならその道に進むしかないのでは!?と!
これからの人生韓国語に焦点を当てれば、ますます楽しくなるに違いない!と確信しました。
学生の頃は割と時間があったので気づきませんでしたが、社会人になり自由に使える時間が限られると、自分が一番したいことはなんなのかが研ぎ澄まされるような気がします。
今、同じように忙しく働きながらでも合間を縫って語学の勉強をして、留学への憧れがある方がいらっしゃれば、それが自分の本当にしたいことなのかもしれません!
自力で資金を準備出来た
留学するとなっても、出来れば金銭面で家族に迷惑はかけたくないですよね。
私もそうです。なので、留学資金は全て自分で準備しました。
学生は、短期であれば自力で資金を準備することも出来ると思いますが、長期留学となるとなかなか難しいのではないでしょうか。ええ、社会人であれば可能です。
今学生の皆さん、留学するなら今しかないのでは・・・と焦らないでください。間に合います!社会人になってから自分で資金を貯めたら、誰にも気兼ねすることなく好きな期間、留学生活を楽しむことが出来ます!
究極に節約して最低限の資金を貯めて早い段階で留学するのもよし、キャリアを積みながら少しずつ貯金して十分貯まってから余裕をもって留学するのもありです。
日本での学生生活を存分に楽しめる
当たり前ですが、学生の時に留学をしなければ、日本でずっと学生生活を送る事になります。(自分で言っていてビックリするくらい当たり前なことですね)
私はもともと大学で交換留学をしたいと思っていましたが、厳しい運動部に所属し、毎週毎週合宿でしたし休む事は許されなかったので、叶わぬ夢となりました。
短期であれば行けないことはなかったですが、どうせなら1年は行きたかったので、断念したんです。なので大学時代は4年間ずっと日本で暮らしました。
留学出来なかったこと、後悔してる?
ぜーんぜん!
はい、全く後悔していません。留学しなければ出来ない経験があるように、日本の大学でしかできない経験があると思います。
確かに、今考えれば韓国の大学に正規入学もしてみたかったなぁとは思います。韓国人の中に混じって授業を受け、語学力が伸びないことやなかなか友達が出来ないことに悩んだり試験に追われながらも、徐々に授業が理解できるようになり、友達も増え、スタディをして疲れた夜にみんなでプデチデをつつく・・・・みたいな生活、してみたかったです!!(イメージが貧弱)
でもその生活とは引き換えに、濃ゆ~い大学生活をする事が出来ました。
人生初の運動部に入り、慣れない筋肉痛と闘いながらもインカレに出場しちゃったり。一緒に戦う仲間や先輩後輩も出来ました。定番の飲食店から大手の塾、デパ地下の惣菜屋や学生制服販売、まあ~~~~多岐にわたるバイトも経験しました。(大学の勉強は・・?)
ネット社会の韓国では経験できない、ザ!日本の就活!手書きの履歴書!もやりました。本当に充実した4年間でした。
これらはどうあがいても日本の大学に在籍しているからこそ出来る経験だったのではないかなぁと思います。
なんとなく日本の大学生活は普通の日常、留学こそが貴重な経験だ!と思ってしまいがちですが、数年後振り返ると、日本での大学生活も貴重な経験そのものだったとひしひしと感じます。
社会人留学するにあたっての悩みにお答え
さてここからは、社会人留学するにあたって多くの人が悩むであろう問題に答えてみました。
Q メリットはいろいろあるのはわかったけど...やっぱり踏み出せない。
A.思い立ったが吉日です。何を始めるにも遅いなんて事はありません!
社会人は働いていればもちろん現在の環境を捨てなければいけないし、諸々の準備も基本的に自力でしなければなりません。リスクも手間も大きいです。
ただ、その分留学生活を実りあるものにしよう、という覚悟が強くなると思います。
目標を持って、より一層身を引き締めて勉強すればきっと!ひとまわりもふた回りも成長出来るし、行って良かったと思えるはずです。
あの時行けばよかった・・・とはなりたくないですよね!行きましょう!
Q 仕事を辞めるのはもったいない?
A.安定した大企業勤務を辞めて学生に戻るのはもったいない、と言われた事はありますが、本当にそうでしょうか?
海外に行って○○を学びたい、という目標があり留学に憧れながらも現在の環境を捨てることを躊躇して、毎日会社に行き業務をこなし、また次の日も会社に....の繰り返しを数年続けた末、何を得るのか。
やっぱり留学していれば良かったなぁと後悔する方がよっぽどもったいないと思ってしまいます。
ちなみに。私の父も若くして勤めを辞め、独立したあとはずっと母と自営業をしています。忙しくて辛くても、働いてさえすればお給料が出る仕事を辞めて、自分で稼がなければいけないというのは本当に・・・本当に、大変なことです。ですが、辞めたとしても生活が出来なくなるわけではありませんし、むしろ新たに道を開拓する楽しさもあると、両親を見ていて感じます。
そんな家庭に育ったので、仕事を辞めて留学する、という決断が出来たのかもしれません。
それに、いまや人生100年時代ですし!!
仕事はこの世にごまんとある。一か所にしがみつく必要はないですし、人生でやりたいことが変わるのは当然の事。
スキルアップをして、やりたい仕事にチャレンジするために留学するのもあり!留学は一種のキャリアアップです!
Q 結婚は?
A.今恋人がいるのであれば重大な問題かもしれませんが...!フリーなら日本にいようが海外にいようが好きな人に出会う時は出会うし出会わない時は出会わない、むしろ、行動範囲を広げた方が出会うのではないでしょうか!
それに、適齢期だからってすぐ結婚しなきゃいけない事はない。
なので留学しても問題なし、以上!
Q 家族に反対されたらどうしよう?
A.私が実践したとっておきの方法があるので紹介します。
留学を決意した日から毎日真剣に勉強している姿を見せる。自分で入学先も決めて、勝手に会社に退職の意を伝える。
そしてその後で、2019年12月から韓国語を勉強するため留学する、その為にこの位貯金もした、だから応援してほしいと事後報告。
いやいや、強引すぎるでしょ!!
いやいや、結局は自分が決める事だから!
いきなりこんなこと言われたら寝耳に水ですよね(笑)でも、こう言われてしまったら何も言い返せないです!!
もちろん両親は驚いていましたが、反対は一切せず、父に至っては「健康でいてくれたらどこにいてもいい」と言ってくれました。本当に良い両親に恵まれました。
認めてもらえたのは、もうこの子は止められない、と思わせた事かと思います。熱心に勉強する姿を見てもらったことと、ここまで留学について調べて覚悟も決めていること、必死に貯金をしていることを理解してもらったことが決め手になったと思います。あと、TOPIKもそこそこの点数を取ってこんなにもう勉強した、と証明しました。
まとめ
いかがでしたか?
社会人留学しても全く遅い事はありませんし、むしろメリットが数多く存在します。
留学すべきかどうしようか、迷っている方は一歩踏み出してみて下さい!
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